6/15 経営者養成コースの第3回目では、人材の採用と育成について学びました。講師の片桐先生は販路拡大、商品開発、コミュニケーション研修を専門としており、セキュアベース(安全基地)・リーダーシップの重要性について教えてくださいました。

セキュアベース・リーダーシップは、人々に守られている感覚と安心感を与え、思いやりを示すと同時に、冒険やリスクを取り挑戦するエネルギーの源です。挑戦の場を作るためには、共感できるストーリーを語ることが重要です。

ワークでは、パズルゲームを通じてコミュニケーションの重要性を学びました。自分が正しく伝えているつもりでも、相手にはなかなか伝わらないことがあります。大切なポイントとして以下のことが挙げられました。

・お互いに「絶対できる!」という気持ちを共有する。

・物の見え方の違いを認識する。

・考え方や物の見え方を相手に合わせる。

・相手に形から生まれる言葉を作ってもらい、共通の言語を作る。

・聞く・聴くという繰り返しを通じて相手の状態を確認する。

・相手が答えやすい質問を状況に合わせて作る。

・コミュニケーションの量から状態を客観的に判断する。

コミュニケーションは全ての土台であり、その上に信頼関係が築かれます。信頼関係があると、次のようなことが実現できます。

・心を開く/好意的/肯定的な言動になる。

・あなたからの言葉を信用し、受け入れやすくなる。

・あなたの話をもっと聞きたいと思う。

・心をつかみ、動きやすくなる。

・仕事への興味・関心が強くなる。

・自発的な言動につながる。

信頼関係を構築するために以下の5つのステップがあります。

  1. 警戒:お互いが警戒心を持ちながら関係をスタートする。
  2. 安心:安心感を与えることで相手の警戒心を解きます。
  3. 親和:お互いが互いに対して親しい感情を抱くようになります。
  4. 信用:相手の言動や行動を信じることができるようになります。
  5. 信頼:お互いに確固たる信頼感を持ち、良好な関係を築くことができます。

また、チーム力を高めるためには以下の5つの要素が重要です。

  1. 明確なチーム共通の目標:チーム全体が共有し、向かうべき目標を明確にします。
  2. 役割の認識と積極的な行動:各メンバーが自身の役割を理解し、積極的に行動します。
  3. ルール・約束事を守る:チーム内でのルールや約束事を守ることで信頼関係を築きます。
  4. 協調性:メンバー同士が協力し合い、お互いを尊重しながら働きます。
  5. メンバー全体との情報共有:情報の共有を行うことでチーム全体の連携を図ります。

これらの学びを通じて、経営者として人材の採用と育成に関する重要な要素を理解することができました。また、コミュニケーションの重要性や信頼関係の構築方法についても学びました。これらの知識を実践することで、より効果的なリーダーシップを発揮し、チーム全体の成果を向上させることができると感じました。経営者としての成長とチームの発展に向けて、今後も学びを深めていきたいと思います。