時折、「なぜこの屋号(名称)にされたのですか?」という質問を受けることがありますので、 今回のコラムでは、弊社の屋号である「刈谷デザイン経営室」についてご説明させていただきます。
1. 刈谷
まず、刈谷という地名についてですが、これは私が現在住んでいる都市である刈谷市のことです。
長年にわたり東京や名古屋での生活を送ってきましたが、結婚や子育てのために2022年に刈谷市へ移り住むことになりました。
15年以上、私はWeb業界で活動してきましたが、今後は地元の刈谷を拠点として、地域の企業様にデザインを通じてお役に立ちたいと考えています。
対面での打ち合わせを通じて、お客様との信頼関係を深め、意思疎通や広告物の調整のギャップを減らすことができると期待しています。
開業してからは、遠方からのお客様も多く、オンライン上での取り組みも行っています。
刈谷を拠点としながらも、刈谷・三河地域はもちろんのこと、全国からのご依頼にも対応してまいります。
2. デザイン経営
「デザイン経営」という言葉は、一部の人にとっては気取った印象を与えるかもしれませんが、要するに、人(ユーザー)を中心に据えたデザイン手法です。五感を駆使して、ユーザーに寄り添い、真のニーズを探るために身体感覚を活用したリサーチに基づいています。
私は前職(2018-2021)では、グローバルメーカーのマーケティング部で働いていました。Webを中心とした広報職に従事し、コーポレートサイト(日・英)のリニューアルや運用、アクセス解析、LP制作などに関わっていました。製造業であるため、製品中心のマーケティング戦略が長期間有効でしたが、近年は国際市場での競争が激しくなり、製品やサービスの差別化が求められています。
このような状況下で、従来のマーケティングアプローチに加えて、ユーザーの感性や体験に着目したデザイン経営の重要性を深く考え、掘り下げるようになりました。製品やサービスを単なる機能や価格だけでなく、ユーザーが感じ、体験する世界として捉えることが、競争の激しい市場での差別化を図るカギとなると考えています。デザイン経営は、製品やサービスの開発段階からデザインに精通している者を工程に参加させ、ユーザーの視点を常に優先することが求められます。このアプローチは、組織全体に浸透させる文化やプロセス改善の手法でもあります。組織のあらゆるレベルでデザイン思考を促進し、イノベーションを生み出すことが、企業の成長と競争力強化に繋がると考えています。
3. SEO対策
「刈谷+デザイン(ホームページ制作)」というキーワードで、当社の成果が挙がっております。お客様が信頼を寄せ、安心してご依頼いただけるよう、自社のホームページを通じてその成果を示しています。これもデザイン経営の一環であり、お客様に価値を提供するための取り組みの一つと考えています。
屋号は大切ですので、正直悩みました。横文字も現代風で案が思い浮かびましたが、自分の性格に多分合わないだろうと思い、刈谷デザイン経営室にいたしました。ただし、当事務所はまだ成長段階にあり、未熟な点もございます。しかしこれらを意識して取り組み、少しでも近づけるよう努力することは、非常に重要だと感じています。
デザイン経営の視点を活かし、企業の価値創造に貢献してまいります。